「集団自決」とは何だったのか - テラブガマの「集団自決」

なぜこんな悲劇が起こったのか

 

生かされた子孫は、

その悲劇の暗い水底をしっかりと見つめていきたい。 

 

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そこかしこに日本兵がいた。

 

そしてガマにはたくさんの手りゅう弾があった。日本兵が銃を構えて、それを合図にみんなで死のうということになった。

 

沖縄を守るといって民間人を巻き込む形は今も変わらない。

 

沖縄の軍事基地化は国の「専権事項」だという思想が今も当然のようにまかり通る。

 

日本兵すらいなかったら、と

年寄りたちは語ってきた。

 

でもいま再び

兵士がいれば守ってくれる「はず」と、

信じて疑わない者たちがいる。

 

沖縄の右傾化に極右宗教が強力な推進力を持っているのはそのせいだ。

 

軍が守ってくれるというそれは、

神話であり、

信仰であった。

 

その共同幻想のうえに

軍民一体の共同体が醸成される。

 

集団自決とは、

いったい何だったのか、

なにが引き金になったのか

 

いまも疼く棘のように、

エニグマのように我々に問いかける。