ベニヤ板の特攻「震洋特別特攻隊」

f:id:neverforget1945:20190826051933p:plain

 

こぶしで穴のあくようなべニア板の船に若者を乗せ、敵艦に追突させようとした日本軍の「秘密兵器」震洋特別特攻隊。その「戦果」は、米軍記録によるとわずか四隻だったが、2500人の隊員が命を落とした。

 

f:id:neverforget1945:20190826044334p:plain

志願もしていないのに、意志の確認もないまま、おまえたちはこれから特攻隊だから遺書を書けって言うんだから…

海の墓標は特攻艇「震洋」か - 戦跡 薄れる記憶

 

その震洋

 

[証言記録 兵士たちの戦争]“ベニヤボート”の特攻兵器 ~震洋特別攻撃隊~

NHK 戦争証言アーカイブス

 

f:id:neverforget1945:20190826051117p:plain

“ベニヤボート”の特攻兵器 ~震洋特別攻撃隊~

[1]ベニヤボートの特攻兵器
[2]もろすぎる特攻兵器
[3]戦局悪化にともない始まった特攻兵器の開発
[4]戦場にたどり着くことさえできなかった若い搭乗員たち
[5]スーサイドボートが抱えていた欠陥による大事故
[6]コレヒドール島でのわずかな戦果と凄惨(せいさん)な地上戦
[7]沖縄でも出撃できずに死を遂げる若者たち
[8]敵の動きがつかめず、空振りに終わる決死の特攻出撃
[9]震洋隊、最後の戦果
[10]今振り返る、人命を軽視した特攻

太平洋戦争末期、敗色濃厚となった戦局を、一挙にばん回するために開発された秘密兵器、長さ5メートルほどのモーターボート。太平洋を震撼させるという意味で、震洋と名づけられた。船首に250キロの爆薬を搭載し、敵艦に体当たり攻撃をする特攻兵器である。船体を軽くし、量産を可能にするために、ベニヤ板で造られていた。搭乗員として集められたのは、予科練を卒業したばかりの若者たち。戦闘機乗りを志していた彼らを、ベニヤのモーターボートが待っていたのである。

 

終戦までに震洋の体当たり攻撃で沈んだ連合軍の艦船は、アメリカ側の資料によれば4隻。その一方、命を失った震洋隊員は、基地隊員も含め、2500人にも上る。爆発事故や空襲などで、多くの若者たちが敵艦に突入することなく命を落としていった。

出撃することもできず死んでいった多くの特攻隊員たち。太平洋戦争末期、モーターボートで行われた水上特攻作戦の真相に迫る。

 

■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 

  1. 特別攻撃隊一覧表(海軍)震洋隊

番組

  1. 証言記録 兵士たちの戦争 “ベニヤボート”の特攻兵器 ~震洋特別攻撃隊~
  2. 「演習で泥まみれの日々」 加藤 芳郎さん
  3. 「二人乗りの特攻兵器」 田 英夫さん
  4. 「特攻兵器に爆装せよ」 田 英夫さん
  5. 「特攻兵器を海に沈めて」 田 英夫さん
  6. 「8月15日の思い出」 田 英夫さん

証言

  1. 「死から逃れられない兵器」 西村 金造さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(長崎・川棚)
  2. 「少年を死に追いやる軍隊」 二階堂 悌二郎さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(長崎・川棚)
  3. 「沖縄上陸の米艦艇目指して」 土屋 貞智さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(沖縄・金武)
  4. 「沖縄の山中で生き抜いた」 上野 寿さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(沖縄・金武)
  5. 「黙ったままでは死ねない」 石崎 幸男さん 震洋特別攻撃隊 戦地:フィリピン(コレヒドール)
  6. 「ベニヤボートに身を託す」 大家 和博さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(長崎・川棚)
  7. 「米機空襲で重傷を負う」 辰巳 保夫さん 震洋特別攻撃隊 戦地:フィリピン(コレヒドール)
  8. 「米軍上陸で陸上戦闘へ」 久保 守人さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(沖縄・金武)
  9. 「沖縄の震洋隊指揮官として」 豊廣 稔さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(沖縄・金武)
  10. 「布張りの練習機での特攻」 原田 文了さん 海軍特別攻撃隊 戦地:台湾
  11. 「特攻出撃・会敵せず帰還」 柳井 和臣さん 海軍特別攻撃隊/第721海軍航空隊/ゼロ戦搭乗員 戦地:日本(鹿児島)
  12. 「偵察用練習機での特攻」 田尻 正人さん 海軍特別攻撃隊 戦地:日本(鹿児島)
  13. 「玉音放送後に特攻で出撃」 川野 和一さん 海軍特別攻撃隊 戦地:日本(大分)
  14. 「“赤とんぼ”で特攻した友」 庭月野 英樹さん 海軍特別攻撃隊 戦地:日本(徳島)/日本(沖縄・石垣島)/台湾
  15. 「特攻出撃30分前」 粕井 貫次さん 海軍特別攻撃隊 戦地:日本(鹿児島)
  16. 「思いやりを含んだ戦果報告」 木下 顕吾さん 陸軍航空隊 戦地:フィリピン(レイテ島)
  17. 「陸軍特攻隊の援護で出撃」 有川 覚治さん 陸軍航空隊 戦地:台湾/フィリピン
  18. 「過大に報告されがちな戦果」 生田 惇さん 陸軍航空隊/ラバウル航空隊 戦地:ラバウル/満州(奉天)
  19. 「夜間出撃で帰路喪失の恐怖」 坪井 晴隆さん 海軍特別攻撃隊 戦地:日本(鹿児島)
  20. 「有効な特攻方法を考え抜く」 堀山 久生さん 陸軍航空隊 戦地:日本(群馬)
  21. 「8月16日に死んだ仲間」 神保 公一さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(高知)
  22. 「生と死 交錯する思い」 茂市 光平さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(高知)
  23. 「終戦後の出撃命令」 吉野 三夫さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(静岡)
  24. 「8月16日の出撃待機」 倉持 信五郎さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(高知)
  25. 「特攻で死んだ者への思い」 村上 孝道さん 震洋特別攻撃隊 戦地:中華民国(アモイ)
  26. 「若き特攻隊員として」 山口 健三さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(高知)
  27. 「終戦翌日の出撃準備命令」 堀之内 芳郎さん 震洋特別攻撃隊 戦地:日本(高知)
  28. 戦跡を歩く 沖縄県石垣市 特攻艇秘匿壕