『沖縄戦 住民を巻き込んだ悲劇の戦場 ~山形県・歩兵第32連隊~』
沖縄戦 住民を巻き込んだ悲劇の戦場 ~山形県・歩兵第32連隊~
太平洋戦争で、国内 最大規模の地上戦の舞台となった沖縄本島では、住民を巻き込んだせい惨な戦いが繰り広げられた。
日本の敗色が濃厚となっていた昭和20年3月、米軍は54万の兵力と最新鋭の兵器を投入し、沖縄への上陸作戦を開始する。
沖縄戦の最前線で戦った陸軍歩兵第32連隊。山形県、北海道、沖縄県の出身者で編成され、およそ3000人が投入された。5か月にわたる過酷な戦いの中で、将兵の9割が戦死する。
敗北が決定的となった後も、日本軍は戦いを続け、さらなる悲劇を生む。無謀な戦闘の継続が多くの住民の命を奪うことになったのだ。第32連隊の元兵士たちの証言から住民を巻き込んで繰り広げられた沖縄戦の実態を描く。
1 住民を盾にし繰り広げられた凄惨な戦い 03:56
2 武器・弾薬がないまま始まった沖縄戦 03:28
3 陸の特攻“斬り込み攻撃”で近代兵器に対抗 06:39
4 本土防衛を目的に戦いを強いられた32連隊 04:40
5 喜屋武半島へと南下し、長期戦へ突入 08:01
6 戦禍で起こった、兵隊と民間人とのあつれき 06:18
7 沖縄守備軍が崩壊。統制を失った32連隊 05:03
8 敗戦を迎え、5か月に及ぶ持久戦を終結 04:50
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- 「首里防衛線での激闘」 笹島 繁勝さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「手榴弾飛び交う前田高地」 比嘉 恒吉さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「海を埋め尽くす米艦船群」 川畑 勝さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「野蛮人になってしまった」 照屋 清次さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「巻き込まれた沖縄の人々」 土屋 清太さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「壕から追い出された住民」 大場 惣次郎さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「手榴弾飛交う棚原の激戦」 前田 宇太郎さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「大隊の部下の9割を失って」 伊東 孝一さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「投げ込まれた黄燐手榴弾」 比嘉 政雄さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「動けない傷病兵の運命」 濱本 俊則さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「強いられた持久戦」 田畑 勝男さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)
- 「追いつめられた日本軍」 渡辺 春雄さん 山形・歩兵第32連隊 戦地:日本(沖縄)