ドキュメンタリー 『鉄血勤皇隊』
東京から南西へ1600キロメートルさんご礁の海に浮かぶ沖縄。
64年前、この島で日本軍とアメリカ軍による激しい地上戦が繰り広げられた。犠牲者は20万人あまり。この戦いには日本で初めて14歳から17歳の中学生、900人あまりが陸軍の兵士として動員された。鉄血勤皇隊。少年たちは、年長の兵士に命じられるまま、戦場でさまざまな役割を担わされる。
圧倒的なアメリカ軍の戦力の前に、追い詰められて行く日本軍。後方にいた少年たちの命も、次々に奪われていった。
極限の状態で戦場をさまよった少年たち。沖縄全土で招集された中学生、900人のうち実に400人以上が命を落とす。鉄血謹皇隊の元隊員たちの証言から、少年兵が体験した沖縄の地上戦の実態を描き出す。
チャプター
[1]太平洋戦争末期、幼い中学生が戦争にかり出された
[2]不足する兵力。陸軍省は兵役の対象年齢を引き下げようとした
[3]猛烈な砲撃の中に、訓練も受けぬままの少年たちは投入された
[4]民間人を、戦いの巻き沿いにする日本軍に戸惑う、少年たち
[5]洞くつの中での持久戦。少年たちは悲惨な戦争の現実に直面した
[6]軍司令官の最後の命令が、少年たちを死の世界へと導いていく
[7]取り残されて追い詰められた少年たちは、最後の決断をした
[8]戦争は終結。しかし、それを知らない少年たちに悲劇が起こる
沖縄・鉄血勤皇隊 from Aaron Williams on Vimeo.